
チェイス・フーパーは未だUFCファイターとしての向上を望んでいる
フェザー級の将来の展望は必見だろう。 プロキャリアでまだ一度しか負けていないが、フーパーはファイターとしての向上することを望んでいる。
フーパーはUFC245でダニエル・テイムールと対戦でデビューを飾った。1回戦でTKO勝ちを収めている。フーパーは初戦の計量の時に、UFCから歓迎されていることを語っていた。その瞬間、彼はダナ・ホワイトと握手をして激励を受けた。
フーパーはテイムールを相手に一生に一度のパフォーマンスを披露したのだから、モチベーションを上げるために有意義な時間であったことは間違いないだろう。テイムール戦の後、フーパーは2020年のUFC250でベテランのアレックス・カセレスと対戦した。フーパーは敗戦したものの、そこから多くの教訓を得た。
カセレス戦での敗北はフーパーのキャリアのターニングポイントとなった。敗戦前は10試合無敗だった。しかし、フーパーの最大の特徴は、自分のミスを謙虚に認め、そのギャップを修正していくことである。フーパーは目の前の出来事に何にでも挑戦するタイプのファイターだ。しかし、若いファイターがカセレスと戦うには経験不足も災い、それがベテランファイターの最終的な判定に現れた。
この敗戦をモチベーションに、最近ではピーター・バレットを相手にサブミッションで勝利している。フーパーは第3ラウンドにヒールフックを決め、勝利しているが、これまでにおいて、彼のサブミッションでの勝利は全て押さえ込みだったので、顕著な勝利と言えるだろう。下半身を狙っていたことは、フーパーが上達していることの表れであるし、フーパーは明るい将来を見据えている。
「まだ今21歳であることから、あと8~10年は体力的に全盛期を迎えることができないとわかっているので、試合を重ね、経験を得る度に身体状態はどんどん良くなっている。まだまだ発展途上のため、将来的にどの階級となるかもわからない。大切なことは毎回よくなるためにメンタリティーを維持するだけだ。」
今後、UFCがフーパーのために何を計画しているのか、興味深いところだ。彼は将来有望なスター候補であり、いくつかのフェザー級でもサイズの優位性もあるため近い将来コンテンダーになることを期待できる。彼は若くしてトップファイターとして知られるに値することを証明しようとしている。
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文: Cholo Martin
画: PA