最も記憶に残るNBAファイナルの歴史的瞬間を振り返ろう！
NBAファイナルは、世界最高峰のバスケットボールリーグNBAのベストチームがその年のチャンピオンを決めるタイトルマッチです！世界中のバスケットボールファンが熱狂し、どのチームが優勝するのか固唾をのんで試合を見守ります。
世界で最も人気なリーグの1つであるNBAの王者を決める試合ということで、これまでに多くの名場面が生まれてきました。ここで、最も多くの人の記憶に残る名場面トップ10を振り返っていきたいと思います！
1980年：ルーキーのマジック・ジョンソン レイカーズを優勝に導く
チームの大黒柱であったカリーム・アブドゥル‐ジャバーがホームでの試合で足首を怪我したことにより、欠場を余儀なくされた試合。当時ルーキーのマジック・ジョンソンがチームを引っ張る形で大活躍！センターからガードまであらゆるポジションをこなし、42得点、7アシスト、15リバウンドを記録し123‐107で見事チームを優勝へと導きました！
NBAファイナルの第6戦でのパフォーマンスでしたが、マジック・ジョンソンの長いキャリアの中でも、最も彼が活躍した試合の1つとして記録に残っています。その年、ドラフト一位でドラフトされ、多くの注目を浴びていたマジックの伝説の始まりに相応しい試合だったといえるでしょう！
1988年：アイザイア・トーマス 怪我を背負いながら第3クォーターだけで25得点を記録
NBAファイナルの第3クォーターで、足を引きずりながらアイザイア・トーマスが25得点を記録した試合はまさに伝説となっています！また、それをNBAファイナルという、バスケットボールの頂点を決める舞台で成し遂げてしまうというので驚きです！
当クォーターですでに14得点を決めていたアイザイアは、ジョー・デュマースへのアシスト時に足首を捻ってしまい、一時コートから退きます。しかし、即座にコートへの舞い戻ってきたアイザイアは、ピストンズがそのクォーターで決めた最後の15得点の内、11得点を彼自身で記録し、結果としてその試合で43得点8アシストと大活躍しました！
1992年：マイケル・ジョーダン 前半だけで6本の3ポイントを成功
1992年のNBAファイナルで、マイケル・ジョーダンはトレイルブレイザーズを相手に歴史的な記録を残すこととなりました。前半を57‐23という大差で圧倒し、なんとその中で彼一人で3ポイントを6本決めるという、ファイナル史上の記録タイに並ぶパフォーマンスを披露したのです。
彼が4本目のスリーを決めた時には、スタジアム全体はすでに大騒ぎの状態！5本目のスリーの後にはもう手に負えない状況でした！6本目となるスリーはクリフ・ロビンソンの上から決め、彼を煽るような動作をした後に、NBCの解説席に座っていたマジック・ジョンソンを見つめ、マイケルの有名な「Shrug (肩をすくめる動作)」をしたことで現在も多くの人の記憶に残っています。
1993年：ジョン・パクソン ブルズの一躍ヒーローに
ブルズの三連覇がかかった試合、この試合を決めたのは誰も予想していなかったジョン・パクソンでした！残り時間3.9秒時点で彼の3Pにより、シリーズの相手であったサンズを99‐98で破り、ブルズの優勝を決めたのでした！
この一連のプレイはマイケル・ジョーダンのバックコートからのパスを受け取ったスコッティ・ピッペンがドライブを仕掛けようとするも、マーク・ウェストのガードによって阻まれてしまい、そこにパクソンがパスを受けとり、シュートを決めるという流れになっています。
この左コーナーからオープンの状態で決められたこのスリーポイントによって、1960年代に達成されたセルティックスによる3連覇以降、初めての3連覇がブルズによって達成されました。
1997年：マイケル・ジョーダン 「The Flu Game」
この年のNBAファイナル第5戦で、マイケルジョーダンは脱水症状や極度の倦怠感を抱えながら試合に出場。この状態でなんとユタジャズを相手に38得点を記録し、大事な試合でチームを勝利へと導き、多くの人々の記憶にこの伝説を刻みました。
第1クォーターでは集中し切れていない様子だったジョーダンでしたが、第2クォーターだけで17得点を記録。第3クォーターはすこしゴタついたものの、第4クォーターではチームの最初10得点の内、7得点をジョーダンが決めるという活躍でした。その後、77‐69と劣勢な状況だったものの見事リードを取返し、最後の3Pを決めた後にピッペンが倒れ込むかのようなジョーダンを抱えながらコートを後にした姿はとても有名なシーンとなっています。
2000年：コービー・ブライアント 足首の不調を抱えながら28得点を記録
当シリーズで第2戦と第3戦を足首の不調から欠場していたコービーでしたが、第4戦で試合に復帰。シャキール・オニールがファウルで退場した後に21歳のコービーがペイサーズ相手に120‐118でチームを勝利に導きました！
この試合ではコービーの長所である身体的な強さとドライブの鋭さが光りました。試合終盤には2連続でジャンプショットを決め、残り5.9秒でリバースレイアップを足首に不調を抱えながらねじ込みました。
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2005年：ロバート・オーリー スパーズを勝利へと導く
この試合の終盤、残り5.8秒の時点でマヌ・ジノビリからのパスを受け取ったロバート・オーリー。守備のラシード・ウォレスがオーリーをフリーにしてしまったために、この絶好のチャンスが訪れました。
見事、この3Pを沈めたオーリーによって、スパーズはオーバータイムにて96‐95で勝利し、シリーズを3‐2とリード。その後、ファイナルMVPを獲得したティム・ダンカンの活躍によって第7戦で勝利し、NBAチャンピオンへと輝きました！
2008年：セルティックス 第4戦での大逆転
当時のセルティックスはポール・ピアース、レイ・アレン、ケビン・ガーネットのスター選手達で構成されたビッグ3を保有したチームで、ファイナル序盤はレイカーズがリードしていたものの、最後はセルティックスに軍配が上がりました。
このシリーズ中にNBAファイナル史上、1971年以来最も劇的な大逆転が起こりました。シリーズ第6戦、24点差で負けていたセルティックスでしたが、後半に23‐3の猛追を見せると最後は97‐91で試合に勝利。当時レイカーズのヘッドコーチをしていたフィル・ジャクソンは、まさにスタジアム全体がセルティックスの空気に包まれていたと語っており、セルティックスはこの勝利によって20年ぶりの優勝を達成した年となりました。
2016年：レブロン・ジェームズ 第7戦でのチェイスダウンブロック
この試合の残り2分の時点で、ゴールデンステートウォリアーズのアンドレ・イグドラが速攻のレイアップを決めるかと思ったところ、レブロン・ジェームズが後から追いかけシュートをブロック！89‐89の均衡を破るかと、ウォリアーズの本拠地オラクルアリーナがまさに絶頂の盛り上がりに達しようとしている瞬間のブロックでした！
ブロック時のレブロンは時速20.1マイルにも達し、約90センチの跳躍を見せたとされています。まさにキャバリアーズの窮地を救う、一大ブロックとなりました！
2021年：バックス 0‐2からサンズ相手にシリーズ大逆転
このシリーズではバックスのヤニスが大爆発！4試合連続で30得点以上を叩き出し0‐2の状況から大逆転勝利を収めました！この時の圧倒的パフォーマンスが、ヤニスを歴代の中でも最高の選手の一人へと押し上げました。
2024年NBAファイナルについて
数々の名場面が生まれてきたNBAファイナルですが、2023‐2024年シーズンは6月6日から始まることが予定されており、多くのファンが今か今かと待ちわびています。
そんなNBAファイナルの予想をここで行っていきましょう！
どのチームが優勝するか？
現在、デンバーナゲッツがリーグを牽引するチームとして好調をキープしており、特にジャマール・マレーやアーロン・ゴードンのオフェンス面での活躍が光っています。また、昨シーズンのファイナルMVPである二コラ・ジョキッチもチームに在籍していることから、隙の無いチームになっています。
第7戦までもつれるか？
今年のNBAファイナルは第7戦までもつれるのか？先に4勝した方がNBAチャンピオンのタイトルを勝ち取ることになりますが、もし第6戦で3‐3とタイになった場合、優勝を決定する試合は6月23日に行われることになります。こうなると面白い展開が期待できそうですね！
誰がファイナルMVPを獲得するか？
昨年に続き、シクサーズのジョエル・エンビードがMVPを受賞するのか？この他にも、ブラッドリー・ビールやデビン・ブッカー、ケビン・デュラントなどが候補としてあがっています。誰がNBA最高のプレイヤーの称号を受け取るのか、見ものですね！
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